新潟県の岩の原葡萄園の創業者「川上善兵衛」氏が
ベリーとゴールデン・クイーンを交配して出来たもので、
日本固有の赤ワインの品種です。
渋みは割りと少なく、非常に濃い色と酸味が特徴。
タケダワイナリーのブラッククイーンも品種の特徴が良く現れており、
深みのある濃黒紫色の色から連想出来るふくよかな濃厚な香りと、
樽由来の香ばしさが感じ取れ、酸が豊かでボディー感のある赤に仕上がっています。
生産者のタケダワイナリーは、20年の歳月を掛けて土壌改良を行い、
自然農法栽培(低農薬で化学肥料を使用しない)をしています。
畑を出来るだけ自然な状態に保ちバランスを取る自然農法は、
葡萄の木に優しく、飲む人にも優しいのですが、造り手には大変な農法。
それでも自然農法が良い葡萄をつくると考えるワイナリーにとっては
この姿が極自然な姿だそうです。
0.5ヘクタールあるブラッククイーン種の畑は、
海外では一般的な垣根仕立てではなく、従来の仕立て方式である棚仕立て。
食用の葡萄畑に良く見られる仕立て方式です。
厳しい目で選別された果実を酵母添加せずに野生酵母で醗酵させ、
フランス産のオーク樽におさめられ、地下のセラーで熟成されます。
このまま熟成させても何年も持つような重厚で高級感漂う仕上がりのワインです。
■製造元:有限会社タケダワイナリー(山形県上山市)
■品種:ブラッククイーン種(自社農園産)
■アルコール分:9〜10%
■ヴィンテージ:2020年/2021年
■タイプ:赤の辛口タイプ