浦霞こと株式会社佐浦は宮城県塩釜市に蔵を構える酒蔵です。
創業は1724年(享保9年)と300年ほどの歴史があります。
浦霞の本社蔵が位置する塩竈は、太平洋に面する風光明媚な港町です。
「浦霞」の酒銘は、鎌倉時代(1185年頃〜1333年)の武将であり、
歌人として知られる源実朝が古来より歌枕の地であった
塩竈の景色を詠んだ歌から命名いたしました。
「塩竃の 浦 松風 霞 なり 八十島かけて春や立つらむ - 金槐和歌集 源実朝 - 」
こちらのお酒は >>
こちらのお酒 『 禅 』 は、昭和48年に佐浦家12代当主佐浦茂雄が
京都妙心寺の僧侶と話をしていた時に思いついたそうです。
話の中で、「パリの喫茶店には、禅画がべたべた貼ってある」ということを受け、
「浦霞禅」というお酒を造るからパリに売り込もうと言った冗談話から商品が誕生します。
元々はフランスへ出荷する為に考えられた商品名とラベルでしたが、
その品質の高さから、昭和50年代の地酒ブームで一躍全国区となり、
30年が経った今も多くの支持を得ている純米吟醸酒です。
控えめなおだやかな吟醸香と、後味の心地良い甘味の引きの良さが
高品質の酒らしい落ち着きを感じさせ、ゆったりと楽しめる商品です。
贈答品として未だに圧倒的な人気を誇りますが、
10度前後の温度で楽しむ食中酒としてもお奨めです。
【近年の受賞歴】
〇 全米日本酒歓評会
2016年 金賞(吟醸部門)「純米吟醸 浦霞禅」
2015年 銀賞(吟醸部門)「純米吟醸 浦霞禅」
2014年 銀賞(吟醸部門)「純米吟醸 浦霞禅」
■蔵元:株式会社佐浦(宮城県塩竈市)
■原料米:トヨニシキ、山田錦
■精米歩合:50%
■日本酒度:+1前後
■アルコール分:15%台