京都市東山区三条。この地で江戸時代の享保年間(1716~36)に酒商として創業し、その後、酢の醸造を専業とするようになった村山造酢。村山造酢の千鳥酢は以来、京料理には無くてはならない「酢」として、今日も数多くの京料理の料亭はもとより、全国の料理店で愛用されています。
香味調整の為に添加されるアルコールなどの使用も含め、添加物は一切使用していない本物の米酢です。醸造醗酵の力と、手作りの職人の技でのみ造られる千鳥酢は、クエン酸や酢酸、アミノ酸やコハク酸、乳酸など70種類以上もの酸を含み、それらが織りなす深くて幅の広い味と香りを持っています。
一般の醸造酢は様々な添加物や原料が使われています。その為、鼻にツンとくる「お酢」特有の香りがあり、味も酸っぱさもストレートに出てきます。
千鳥酢は、米を原料とし酢酸菌という微生物の助けを借りて、醗酵によって作る醸造酢です。先に述べたように添加物は一切使っていません。旨味成分タップリなので、「まろやか」でツンとした刺激も少ないのです。