1年の半分の節目に願いを込める「夏詣酒」
1年の折り返しに行う「夏詣」。
新しい年の始まりとして、お正月に行う「初詣」に続く、日本の夏の新しい風習として、全国的に拡大し定着しつつある行事です。
その「夏詣」にあやかり始まったのが、日本名門酒会企画「夏詣酒」です。
日本名門酒会「宮城支部」では、塩釜の蔵元「浦霞」にて、「夏詣酒」を企画。
東北の日本名門酒会加盟酒販店で限定販売します。
「浦霞」の地元、塩釜神社にて販売店スタッフが「夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)」と「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」の神事とお祓いを受け、「疫病退散」「震災復興」「無病息災」「家内安全」「商売繁盛」を祈念するお酒が「夏詣酒」です。
夏詣とは
古来より大晦日に「年越しの大祓」で1年の罪穢れを祓い清め、
翌日の元旦に新しい年の始まりとして、その年の平穏を祈願し「初詣」を行います。
年の始まりから半年後の6月の末に、「年越しの大祓」と同じく、半年の罪穢れを祓い清める「夏越しの大祓」を経て、過ぎし半年の無事を感謝し、来る半年の更なる平穏を願う"ために1年の半分の節目に詣でることが「夏詣」です。
「夏詣酒」とは
「夏詣酒」は、蔵元出荷の日、このお酒に関わる蔵元さん、販売店スタッフが、蔵元の地元神社にて、「夏越しの大祓」と「茅の輪くぐり※」の神事を受け、皆様の平穏への願いを込めたお酒です。
「夏詣酒」は、6年前静岡の蔵元「若竹」から始まりました。
今年の開催蔵元は、9蔵。
宮城では塩釜の蔵元「浦霞」で、3回目の開催となります。
※「茅の輪くぐり」とは
茅(かや)で作った大きな輪をくぐることによって心身を清め、無病息災や厄除け、家内安全を願う行事です。
6月30日頃の「夏越しの大祓」の神事の中で行われるもので、神社の境内に設置された茅の輪をくぐることで、
日常生活の中で知らず知らずのうちについてしまった災いや厄を祓い、健康で幸せな生活が送れるようにとの願いが込められています。
2021年夏詣酒開会式
夏越しの大祓 ご祈祷
2021年茅の輪くぐり
浦霞 純米吟醸 夏詣酒
浦霞が、「夏詣酒」のために仕込んだオリジナル酒です。
原料米に宮城県産「ササニシキ」を使用した、精米歩合55%の純米吟醸酒。
梅雨時期から夏の蒸し暑い季節でも飲み易い、香味にハリがあり、やや軽快なスッキリとした味わいの酒質を目標に仕込みを進めています。
1回火入れタイプで、常温保管可能。
召し上がるときは、キリッと冷やしてお楽しみいただくのがオススメです。