十水仕込み「特純」×十水仕込み「純大吟」=夏の十水(とみず)
「大山」こと加藤八郎酒造株式会社は山形県鶴岡市に蔵を構える
1872年(明治5年)創業の歴史ある蔵元です。
城下町として栄えた鶴岡市・大山地区は、かつて「東の灘」と称された酒のメッカ。
「大山」は名のとおり、この大山地区の酒を代表する酒蔵です。
造りのこだわりとして、蔵独自の設備で、
米・水・麹・酵母への細やかな心遣いと対話により、
時々に要求される条件を速やかに適切に与え、
その「ためいき・といき」に耳をすませて、
人と酒、人と人の「調和」を醸し出すような酒造りを目指しています。
こちらのお酒は、通年販売している定番人気純米酒
「大山 特別純米酒 十水(とみず)」の夏限定バージョン。
一つの醪(もろみ)に仕込む白米10石(1500Kg)に対して、10石(1800L)の水
<10石 : 10石 = 10割>で仕込むことを “十水仕込” と言います。
この割合は、江戸時代後期から末期にかけ、灘地方で確立されたもので、
昭和30年代まで酒造りの基本形とされたものです。
現代の仕込みよりも10〜20%水が少ない濃厚仕込みです。
しっかりとした旨味を感じる味わいながら、軽快な酔い心地を目指し、
アルコール13%に仕上げた十水仕込みの特別純米酒。
そこから、更に香味の向上を図り、十水仕込みの純米大吟醸をブレンドしました。
十水仕込みの「特別純米酒」と十水仕込みの「純米大吟醸」の絶妙なブレンド。
ジューシーな味わいと、透明感のあるフルーティーな香り、
そして日本酒としては軽めのアルコール13%に仕上げた、
暑い夏にぴったり、夏仕様の十水です。
常温管理可能なお酒ですが、是非きりりと冷やしてお楽しみ下さい。