暑い夏には「夕涼み」
オール宮城の限定酒
酷暑といわれる日本の夏。
こうも暑いと何をするのも大変です。
そんな夏にこそ飲んで欲しいお酒。
その名も「一ノ蔵 特別純米酒 夕涼み」。
「夕涼み」とは暑い夏が和らぐ夕暮れ時に、
戸外で涼をとりながら夏の一時を数名で過ごす事を指し、
「端居(夕端居)」と共に昔から親しまれている季語の一つ。
川風や 薄柿着たる 夕涼み
これは俳人松尾芭蕉が京都四条の鴨川で行われた
「納涼会(夕涼み)」を詠った句です。
酷く蒸し暑い夏の涼を、流行りの薄柿帷子をいなせに着こなし、水辺で楽しんでいる様が取って見えます。
現代では当時の様な避暑は中々できませんが、涼のお共に「特別純米 夕涼み」をお届けします。
アルコール度数が決めて
一般的な日本酒はアルコール度数15%のところ、
「夕涼み」は14%の軽快タイプ。
そして高品質な「ササニシキ」の良さを生かすため、
宮城県酵母の「ほの馥」を使用し、
柔らかな香りを演出します。
オール宮城のお酒を口に含めばお米由来の上品な甘味が、
喉を通れば涼やかな田んぼの情景が思い出されます。
軽く冷やしてスッキリとお飲みください。
持続可能な環境保全を地でいく米作り
宮城県の蔵元一ノ蔵が農業特区制度参入をきっかけに
発売を始めた「一ノ蔵型六次産業」シリーズ。
この礎を築いた宮城県涌谷町の篤農家、
白幡晋氏のお米を原料としています。
原料米は上品な甘味が特徴の
宮城生まれの飯米(食用米)ササニシキです。
現在では天候の影響を受けやすい事から、
作付けする農家さんも少なく非常に希少な品種となります。
今回のお酒には贅沢にもJAS有機栽培米「ササニシキ」を使用し、
お米も柔らかさと甘味を表現しています。
現代では最も難しいながらも、
日本の物作りに則した考え方となっています。
農業生産から環境への負荷を低減する事は、
自然環境や多様な生き物、果ては海洋に至るまで、
持続可能な社会形成を補完していきます。
今回限りの特別純米酒「夕涼み」を飲んで、
飲み手として豊かな環境作りに参加してみませんか???
■蔵元:株式会社一ノ蔵(宮城県大崎市松山)
■原材料:米、米麹
■原料米:JAS有機栽培米「ササニシキ」(宮城県産)
■精米歩合:60%
■日本酒度:-7~-5
■アルコール分:14%
■製造年:2022年
≪白幡氏の米作り≫
白幡氏は1980年より除草剤の使用を控え、
1988年からは完全無農薬による有機栽培に取り組んでいます。
堆肥は自らが納得した材料を1年以上の歳月を経て完熟させ、
田んぼの土作りに惜しみなく施用。
また炎天下の中で除草作業にはげまれる事で、
栽培したお米は粒が揃い安定した高い品質を誇ります。
※一ノ蔵 総杜氏門脇氏曰く「白幡さんのお米は神がかっている」と。
まさに忍耐と信念の結晶です。