『五一わいん』こと株式会社林農園は、葡萄の産地として知られる長野県塩尻にある、 1911年開園の100年以上の歴史を持つワイナリーです。
葡萄の栽培方法にもこだわりがあり、 オーストラリアの「スマート・マイヨルガー仕立て」方式を元にした、 「ハヤシ・スマート方式」でぶどうを栽培しています。
こちらの栽培方法では、それぞれの支枝から、 全て一方向(北向き)に新芽を伸ばすことで、整然としたぶどう棚が完成されます。
果実への通気性や日照が抜群に良いため、完熟したぶどうを収穫することが出来ます。
作業工程も簡略化されるため、通常の棚栽培に比べ約40%の省力が可能になります。
一般的な既存のぶどう棚をそのまま利用でき、剪定から肥培管理まで、 初心者でもすぐに作業が可能な事から、 林農園では自社のみならず、この栽培方式を広めて行きたいと考えて指導も行っています。
五一わいんを世界に知らしめたのは、当店でも取扱いのある貴腐ワインですが、こちらも国内産ワインを対象にしたコンクールで銀賞(極甘口ワインの部)を受賞した評価の高いワインです。
味わいは一言で言うとアイスワインの様。
アイスワインとは、原料となる葡萄を、完熟しても収穫せずにそのままにしておいて、冬に葡萄が凍った時に収穫し搾ります。完熟して味の濃い部分だけが搾られるので、濃密で極甘口の、貴腐ワインに勝るとも劣らないワイン。
この氷菓の雫は、収穫した葡萄を冷凍庫で凍らせてから搾る、 クリオエクストラクション法(低温搾汁)という製法で造られたワイン。
上品な蜂蜜のような甘さと、濃密でナイヤガラのフルーティーな香りが特徴の極甘口デザートワインです。