山形県上山市【小穴地区】産デラウェア種100%
タケダワイナリーは、自社農園の他、地元上山市や近隣の天童市など、山形県産の葡萄を使用した日本ワインを造りをしています。
今回ご紹介するワインは、【タケダワイナリー KOANA樽熟成 白(辛口)】。商品名の「KOANA(こあな)」は、使用している葡萄の栽培地区を由来としています。
葡萄の栽培地、上山市小穴地区は、古くから葡萄栽培の盛んな地区。そこでワイン用として有核(種あり)で栽培された良質な「デラウェア種」を100%使用しています。
「デラウェア種」は、生食用としても多く栽培されている葡萄の品種で、ワイン用としては、まだ認知度の低い品種ではありますが、タケダワイナリーでは、長年ワイン造りをする上で大切な品種と位置づけている品種。ジューシーな果実味と香りが特徴です。
畑の個性=葡萄の個性=ワインの個性
タケダワイナリーの「デラウェア種」を使用したワインの中で、代表的なワインに「ドメイヌ・タケダ デラウェア樽熟成」があります。
「ドメイヌ・タケダ デラウェア樽熟成」は、ワイナリーの自家農園から収穫した有核(種あり)デラウェア種を100%使用。熟したデラウェアの力強い香りと、レモンやザクロを思わせるスッキリとした酸。シャープで華のあるエレガントな辛口白ワインです。
「KOANA樽熟成」は、「ドメイヌ・タケダ デラウェア樽熟成」と同じ製法で造ったワイン。しかし、小穴地区と自社農園、畑が違うと葡萄の個性も違います。そして、ワインの仕上がり(個性)も異なります。
華やかでエレガントな「ドメイヌ・タケダ デラウェア樽熟成」に対して、「KOANA樽熟成」の味わいは、甘やかな香りにスパイシーさが加わり、果実の力強さと余韻、熟成感と味のふくらみを感じます。爽やかな酸と果実味のあるジューシーさが、スッキリとしていて、洋食だけでなく、天ぷらや寿司など和食との相性もよい辛口白ワインです。
葡萄の栽培地区限定のため、生産本数は約800本。
次回の製造は未定とのこと。この機会に、葡萄畑の個性あふれる味わいお楽しみください。